オリジナルアロマ香水講座~第2回目開催
札幌市のアロマ空間デザイナー 志摩です。
第2回目の内容は『香水のノートで組み合わせを考える』について。
『香りのノート』とは、1つの香りの段階を3つに分けたもの。
- トップノート
- ミドルノート
- ベースノート(ラストノート)
香りの素材である精油は、それぞれ香りの段階が異なります。
3つの香りの段階を、人の出会いに例えると分かりやすいです。
- トップノート:第一印象
- ミドルノート:相手の人柄
- ベースノート:相手の心の底にある信念のようなもの
香水でも精油でも、「柑橘の香りはすぐ消えてしまう」とか、「甘い香りが鼻に残る」といった現象は、この香りの段階=ノートがあるからでした。
この、異なる段階の香りを組み合わせて、トップ~ミドル~ベースのバランスを取りながら、ブレンドする方法をお伝えしました。
ここで説明している内容って、実はインターネットで調べるとすぐに分かります。
アロマブレンドの関連書籍や、香水関連書籍でも、基礎知識として必ず載っている内容です。
ですが、読んだだけでは分からない。
実際に嗅いでみて、組み立てて、作ってみることが重要です。
精油の情報と、自分が嗅いだ香りの印象を記憶し、何度も繰り返し嗅ぐことで、「この精油はトップだ」「この精油はミドルだ」と、自然と体得していきます。
この講座の狙いはここにあります。
書籍を買って読んだだけでは終わらせない。
香りを嗅いだ情報も記憶することを重点的に行っています。
上記をじっくりとお伝えしたあとの実習は、トップ~ミドル~ベースの精油を使ったブレンドをしました。
ミドルノートとベースノートの精油は、私の指定で。
ただし、トップノートは『あなたのお好みで、オレンジかベルガモットを選んでください』としました。
オレンジとベルガモットは、同じシトラスの分類ですが、かーなーりー、香りが違います。
甘みを持たせるか、苦味を添えるか。
自分はどちらが好きか?
これを考慮するだけで、全く違った香りが生まれます。
出来上がった香りは、オレンジで作った人、ベルガモットで作った人とで嗅ぎ比べ。
皆さんからまた嬉しい感想をいただきました。
- また新しい香りに出会えて、調香も楽しみになりました
- 同じシトラス系でも香りが違っていて不思議!
- ミドルノートで使った香りが好みではなかったけど、ブレンドすると相性が良くてビックリ!
新しい香りに出会えること、ブレンドすると新しい香りができること。
これを体験すると、アロマの面白さが開眼します!
次回は、香りのタイプごとの調香法についてお伝えします。