精油で七草気分
札幌市のアロマ空間デザイナー 志摩柚生子です。
すっかり、すっかり忘れていました。
七草がゆを食すことを。
札幌では真冬日が続いており、食材はまとめて買い出ししていたので、スーパーで七草のPOPを見かけることもないまま1月7日を通り過ぎてしまいました。
実家にいた頃は、母のおかげで季節の料理を取り入れられる生活をしていました。
七草がゆも出るし、カボチャ入りのお汁粉も出ます。
その度に「ああ、今日は年が明けてからもう7日なのか」とか「今日は冬至か」など気付いたものでした。
1月7日を過ぎてから思い出した、七草がゆのこと。
精油を使って、ちょっとだけ七草気分を。
七草のうちの一つ、セリと同じ科であるという共通点を持つ
『コリアンダー』精油を少し芳香しました。
名前:コリアンダー
学名:Coriandrum sativum
抽出部位:種子
抽出方法:水蒸気蒸留
中華料理やタイ料理でも香辛料として、甘くてさわやかな香りづけに使われています。
別名は、パクチーです。
「この香り、なんだと思います? これ、パクチーなんですよ!」と、まだアロマセラピーを仕事にする随分前に、精油のお店で言われた言葉を今でも覚えています。
精油が採れるのは種の部分。
料理に使われているパクチーは、葉の部分が多く見られますね。
個性的なスパイシーさのある甘い香りは、目の前が明るくはじけるような気分になります。
実際に、成分としても抗うつ作用がありますので、お正月気分を抜くのにも、もってこいな香りです。
普段のちょっとした『気分の重さ』を取り払いたいときにも。
精油のブレンドでも度々登場します。
嗅いだことのあるようなないような、癖になるような神秘的な香りで重宝しています。
ただし、嗅ぎすぎると、ぼ~っとした恍惚状態になることもありますので、ちょっと感じるくらいが良いです。
コリアンダーだけでの長時間使用はお控えください。